憲法フェスティバル

憲法フェスティバルが始まった時代

80年代といえば、ソ連が大陸間弾道ミサイルSS20をヨーロッパに配備、アメリカはパーシングIIを配備しそれに対抗しようと計画、東西冷戦構造が一段と厳しさを増した時代。一触即発の事態にもなりかねない核の脅威の時代でした。

日本はというと、中曽根康弘内閣が登場し日米安全保障体制が強化され、87年には「防衛費1%枠」が撤廃されてしまいました。“戦後政治の総決算”が掲げられ、教育基本法や“戦後歴史教育”の見直し、靖国神社公式参拝などの保守色の強い政治がおこなわれていました。

行政改革路線で、高度経済成長による豊富な税収をバックに社会保障の大幅な拡充が図られ1973年から老人福祉法での負担で無料になった老人医療の自己負担が再び有料化。さらに健保本人への1割負担が導入されました。その後、負担はどんどん増え、国民皆保険の当初の目標にまで逆戻りしている状況です。
また、80年に年金支給開始年齢が55歳から60歳に引き上げられ、85年には基礎年金制度が導入され給付水準の引き下げがおこなわれました。

新保守主義・新自由主義色が濃い中曽根内閣は、日本専売公社、日本国有鉄道と日本電信電話公社の三公社民営化や、長年半官半民であった日本航空の完全民営化をおこない。プラザ合意(円高路線合意)後の内需拡大政策として、民活(民間活力の意)と称した旧国鉄用地売却などの国有地の払い下げで、日本全国の地価を高騰させました。

憲法フェスティバルの想い

そんな時代、憲法施行40周年にあたる1987年に第1回の憲法フェスティバルが開催されました。それまでは、憲法の集会というと政治団体や労働組合などの特別な人たちが集まって、難しい話をしたり、気勢を上げるという感じがありました。これを、もっと親しみやすく幅広い市民の集まりにしようということで、弁護士たちが諸団体に呼びかけて始めたのが憲法フェスティバルです。

第1回の憲フェスでは、山本薩夫・亀井文夫両監督による映画「戦争と平和」(1947年)をはじめ、ジェームス三木さんの講演、小室等さん、横井久美子さん、山岡美樹さんらによる音楽とバラエティに富んだ内容で3,000名を超える人が会場に訪れてくれました。

私たちは、講演や討論、対談のほか、映画、演劇、音楽など多様な表現方法で、一人でも多くの人たちが憲法と親しくなれればとの想いで続けています。みなさん、お気軽に憲フェスへ参加してみてください。

今年の憲フェスは

2012年の憲法フェスティバルは“いま、このとき!”をテーマに、以下のように開催されます。

日時 2012年5月19日(土)12:00開場 12:30開演 15:15終演予定
場所 ニッショーホール(虎ノ門)
参加券一般前売券2,000円 (当日券は2,500円)
大学生1,000円 (前売・当日とも)
障害者・付添人各1,000円 (前売・当日とも)
高校生以下無料
チケット申し込みフォームからチケットのお取り置きが可能です。

詳しくは第26回憲法フェスティバル特設ページをご覧ください。