憲法フェスティバル

憲法施行40周年にあたる1987年に第1回憲法フェスティバルが開催されました。それから毎年、「憲法のすそ野を広げる」ために開催しています。特定の政党や政治団体とのつながりはなく、運営資金はチケット収入とカンパのみで活動しています。

これまでに、井筒和幸さん、永六輔さん、香山リカさん、姜尚中さん、神田香織さん、ジェームス三木さん、鳥越俊太郎さん、ピーター・フランクルさん、松元ヒロさん、森永卓郎さん等々マスコミでもお馴染みの皆さんに出演してもらっています。

第36回憲法フェスティバル

2024年6月1日に開催の第36回憲フェスについてのお知らせです。

今年のテーマ

今こそ憲法
~新しい戦前にしないために~

一昨年の暮れ、タモリさんは来年がどんな年になるかという質問に対し、「新しい戦前になるんじゃないですか」と発言しました。この言葉が話題となったのは、多くの人が漠然と感じている不安を指摘したからだと思います。

昨年は、ロシア・ウクライナの戦争はいまだ終わりが見えず、そして10月にはイスラエルによるガザ侵攻までもが始まりました。国内でも唐突な防衛費倍増発言を当然の前提とするかのように、防衛予算増額、トマホークなどの他国を攻撃できる兵器の装備、南西諸島への基地建設などが進んでいます。国民の意識の中でも「台湾有事」等の言葉からか軍事化を否定しきれない空気感がでてきています。

民主主義の機能不全も、戦前回帰を止められないのではないかという不安の一つ。戦争をしない国を作るために、日本国憲法は民主主義とその前提となる人権の保障を不可欠な出発点としていたはずです。国民の意見や議会を軽視した政策決定が繰り返されても十分に報道されず、報道されても国民の側がそれを見なれた風景として受け入れてしまっていることはないでしょうか。民主主義の機能不全も重要な考えるべきだと思っています。

6月1日に会場でお待ちしています。今という時代を戦前としないために私たちに何ができるのか、今ならば引き返すことはできるのか、ともに考えることのできる場となればと思います。

出演者

第36回憲法フェスティバルの出演者を紹介します。

加藤 陽子
東京大学大学院人文社会系研究科教授(日本近現代史)

1960年埼玉県生まれ。東京大学大学院博士課程修了(博士 文学)。『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』で第9回小林秀雄賞、『戦争まで 歴史を決めた交渉と日本の失敗』で第7回紀伊國屋じんぶん大賞。著書に『模索する一九三〇年代』、『昭和天皇と戦争の世紀』、『天皇と軍隊と近代史』などがある。

小室 等
シンガーソングライター

日本フォーク界を代表するアーティストで、モダンフォークブームの火付け役。世界歌謡祭では「出発の歌」でグランプリ受賞。今や伝説とも言えるバンド「六文銭」を率いての活動とともに、ソロでの活動も継続中。

柳澤 協二
元内閣官房副長官補

1970年、東大法卒・防衛庁入庁。運用局長・人事教育局長・官房長・防衛研究所長などを歴任。2004~2009年、小泉・第1次安倍・福田・麻生政権で内閣官房副長官補(安全保障・危機管理)として、北朝鮮核・ミサイル実験対処、自衛隊イラク派遣などに従事。現在、国際地政学研究所理事長。主な著書に「官邸のイラク戦争」「亡国の安保政策~積極的平和主義の罠」岩波書店、「非戦の安全保障論」(共著)集英社新書など。

猿田 佐世
新外交イニシアティブ(ND)代表/弁護士(日本・米NY州)

沖縄米軍基地問題など外交・政治問題について米議会・政府に対し自ら政策提言活動を行うほか、日本の国会議員や地方公共団体等の訪米行動を実施。研究課題は日本外交。特に日米外交の「システム」や「意思決定過程」に焦点を当てる。著書に『自発的対米従属 (角川新書)』、『新しい日米外交を切り拓く(集英社)』等。

日程ほか

日時:
2024年6月1日(土)開場 12:30 開演 13:00

参加費:
前売 1,800円 当日 2,300円
障がい者 1,000円(前売・当日とも。付添人1名まで無料)
大学生以下無料

場所:
日暮里サニーホール(ホテルラングウッド 4F)
Googleマップ

その他:
☆手話通訳がつきます(協力 東京手話通訳等派遺センター)
☆ヒアリングループをご希望の方は事前にお申し出ください
☆保育室・親子スペースがあります(希望される方は事前にご連絡ください)
☆車椅子でご来場される方は事前にお申し出ください。
☆会場ロビー企画 実行委員会による書籍・CD・グッズの販売等

主催:
憲法フェスティバル実行委員会

★☆★ チラシPDFもご覧ください ★☆★

ウェブ配信について

今年もウェブ配信をおこなう予定です。 詳しくは憲法フェスティバルFacebookページでお知らせします。

チケットについて

お電話もしくはファックスにて、次の必要事項をお知らせください(ファックスの場合、チラシ裏面を使っていただくとわかりやすいと思います)。その後、合計金額を後記の銀行の口座にお振込みください。振込を確認できましたら、郵送にてチケットをお送りいたします。

また、銀行振り込みが難しい場合には、チケット代を当日の会場受付で現金精算という事で対応させて頂きますので、事務局宛て(またはチラシ記載の法律事務所宛て)にご連絡下さい。

必要事項
お名前
ご住所
ご連絡先電話番号
チケットのご希望枚数
合計金額

銀行口座

三菱UFJ銀行 春日町支店
普通 0979506
「憲法フェスティバル実行委員会 会計 北山紀子」名義
(振込後にお電話または FAX をお忘れなきよう、ご注意ください)

郵便振替

00170-8-731544
「憲法フェスティバル実行委員会」名義
(通信欄にご希望枚数と合計金額をご記入ください)